[ 2010年 01月 ]

01月03日 (日)  深夜02:00 サイトアップ

新年が明けて、丸2日経ちました。

皆さん、明けましておめでとうございます。

私は予定通りに年末年始を無視しています。

大晦日から元旦の早朝までは、ずっと原稿を仕上げていました。長短の文章合わせて6編。
そして元旦から2日にかけては、最後の一編を仕上げました。
編集者や川原さんに送って、お互いに精査して直しを入れて入稿になります。
川原さんからの文章も届きました・・・これまた精査して直しを入れて入稿になります。

そして、2日昼からは大量のプリントをしています。今、12時間を過ぎましたが約200枚をプリント中で、まだ終わりません。

その間を利用してホームページの更新までたどり着きました。

昨日の昼間には、メールが来て2月に行なうIKTT森本喜久男さんの写真展を皮切りに、IKTT写真展の全国展開が決まりそうです。おそらく10本近くを行なっていきます。

それに写真集発売を皮切りにの写真展を含めると今年は相当数の写真展を行うことになりそうです。
・・・ちなみにスーダン関連の写真展は、今のところ1本も決まっていません。これから仕込んでいきたいと思います。
皆さんの協力も求めます・・・我が町、我が街、我が村での写真展開催を宜しくお願いいたします。

まだまだお正月返上での作業が溜まっています。まだまだ気を抜くことなく持続していきたいと思います。

そして今日は、私的には生涯忘れられない記念日になります。私的なことなのでお伝えできません。
しかし・・・感無量の嬉しい出来事です。僕は、こういうことの為に生きているのだと思います。
そして、僕はまだまだ歩んでいくことを止めない。もっともっと・・・と思わしてくれる出来事です。
・・・ひんとっ。

「若きふたりに希望と、そして幸多かれ・・・」

・・・感謝感謝の毎日で日々は動き続けている。そして僕は止まらない。

今年も、ほんとうによろしくお願いしますね。ひとつずつ少しずつです。

01月06日 (水)  深夜04:00 サイトアップ

昨日5日は、忙しい忙しいという自分を出し抜いて、全国高校サッカー準々決勝 矢板中央vs広島観音の試合を息子と見に行った。一昨日くらいに決まったカード・・・栃木対広島なのだ。
息子は県大会ベスト16で残念ながら敗退・・・そこの優勝チームが矢板中央。そしてDNAの中には広島がある。
栃木と広島・・・そのバイリンガルな息子と俺、どちらを応援するにせよ・・・見ておく必要があると胸が騒いだのである。
そして息子と見に行った。息子は今春から大学でサッカーを続ける。
今、その準備も忙しいのである。
自分は、今日も正月を無視して朝6時まで写真集の写真構成案を作っていた。文章は大体終わったので、次は写真構成。
そして新たな雑誌掲載の売り込み準備や写真展準備もしていて眠る暇がないのだけれど・・・しかし2時間仮眠して行った。
自分の息子は出ていない試合だけれど、写真左・入場の時から涙が・・・なぜか? 出てくるのである。
そして試合は2対1で、矢板中央の勝利。栃木県勢30年ぶりくらいのベスト4の快挙。
どちらが勝つにせよ・・・感動するのだ。そして写真右は広島観音のイレブンが最後の挨拶をするシーン。
とにかく涙が溢れてくるのである・・・やっと正月になった気分と清々しい気分と涙で一杯の1日を送った。

そして帰ってきて、掲載の為の新営業の為のスーダンプリントとカンボジアプリントをしていたら、あっという間にまた朝方になってしまった。酒も入っている・・・なので、もうすぐ終わり。

でも、素晴らしいよね。まだまだヘタなサッカーだけど気持ちが出てて楽しめた。元気をもらえた。
ヘタなサッカーと書いたけれど、サッカーの基本は「ボールをちゃんと蹴ることと、正確に止めること(トラップ)」の基本がなっていないと思うのだ。高校生ともなると大人と身体と変わらない、しかし海外に出ていく選手や世界の一流プレーヤーとの差は、歴然とキックとトラップの正確さが。まず基本。それから戦術や精神やフィジカルになっていくと思う。
だから、隣りの息子に「戦術や精神やフィジカルはもちろんのこと・・・もう一度キックやトラップの基本を徹底的に練習しなよ」と何度も言い続けた。そして全てのサッカー戦術や言葉を理解できる教養も身に付けなければいけない。
たかがサッカー、されどサッカーなのである。写真道と同じように永遠に続く物語がひとつのスポーツにもあるのである。

・・・しかし、元気をもらえた。ほんとうに素晴らしい瞬間だと思う。

そして息子は、大学サッカーを目指す。今日ピッチにいた連中も一緒にピッチで闘ってきた奴ら。
子どもたちが一生懸命生きている姿をみていると励まされる。暗いニュースは半分は伝える方も当事者も甘えだと思う。
「不況だから仕事がない」・・・ないならないで創り出していけばよい。もっと前向きで良いと思う。
すごく気持ちは痛いほど自分の身にも染みている。ほんとうにカメラマン業界も音楽業界も大変だと思う。
しかし、未来(あした)に向かって、まだまだ日本も元気な魂がたくさんあると思った充実の1日になった。

では、また仕事に戻ります。カメラを持っていってなかったので、ひどい写真の携帯カメラでゴメンです。

まだまだ僕も目指す場所がある。まだまだやらねばならぬことがある。
・・・その前に、一眠りしたい。一眠りします。バイっ!!

01月19日 (火)  早朝06:00 サイトアップ

今年に入って、やはり慌ただしい日々を送っている。

今、写真集の編集の方は入稿まで最終コーナーに差しかかっている。

そして発売日が3月12日に、決まった。

定価はお約束通り・・・3000円(税込み)である。

ぜひ書店で予約して頂くなり、webショップで購入してほしい。

今年は元旦の日から休みなくスーダンにいる川原さんと担当編集者との間で、相当数のやり取りを重ねてきた。

今は、誤字脱字を始め、語句の精査、そして写真集本体のデザインの詰めの作業をしている。

頭がコンガラガッテいく中、川原さんとのメールのやり取りで笑えてしまった出来事をひとつ・・・

写真集のプロフィールの中にあるので、手に入れていただいた時には、このことを思い出して静かに笑ってほしい。

彼のプロフィール中に、(無給)という文言が入っている。
僕もスーダンやカンボジアにおいては、ほとんどが無給の日々を送ってきた。渡航費や滞在費、そして仕上げプリント作業から写真展展示まで・・・。
唯一、お金が入ってくるのは、スズメの涙ほど(関係者の皆様・・・失礼っ)の雑誌掲載料。
それでも伝えていきたい一心で突き進んできて、やっと写真集までを達成した。

そのメールのやり取りの中で、変換ミスで「無休」となっていた。

そこに、僕の笑いのつぼにはまってしまった。

「あーそうだよなぁ・・・無給の上に無休の毎日」

僕たちは無給であろうと、ただひたすらに無休で働き続けているよな。

笑えるけれど・・・真剣に目と心を輝かせながら生きていっていることを実感している。

今回は写真集ともいえども川原医師の文章もふんだんに入った共著。

川原医師とともに作り上げていく写真集・・・笑える2人のバカの姿を感じてほしいと思う。

そして今月中にはカバー写真と、もうひとつ広がっていく為への大切なお知らせをします。

なので・・・いつも通り期待しないで、時々でいいからチェックしてください。

・・・と、同時に2月に行なうカンボジアIKTT森本さんの写真展のプリント作業と仕上げ作業の真っ最中である。
森本さんでは、始めての写真展なのだが、写真点数はかなり大掛かりにいきます。
2年間かけて、たどり着いたスーダンの写真展の規模と同じ規模で行ないますので、ぜひ時間を作っていただいて見にきてください。特に2/20の講演会の日に写真展とあわせて、森本さんの講演を聴くのがお勧めです。
その日は、僕が提供させていただいたカレンダーやカンボジア絹絣の展示販売もあります。


それでは、また・・・スーダン写真集の僕の掲載文章の手直し、加筆作業に戻ります。
そして明けて、あと9時間後には写真集の入稿最終打ち合わせが待っています。


3月12日発売 写真集「もうひとつのスーダン」
主婦の友社刊 定価3000円 より


2月16日(火)〜2月21日(日)開催
東京広尾 JICA地球ひろば

フォトグラファー内藤順司による写真展

「甦るカンボジア:伝統織物の復興が
“暮らし”と“森”の再生に至るまで」より

01月20日 (水)  深夜02:00 サイトアップ

昨日は、あれから少し仮眠して写真集の写真デザイン部分での最終打ち合わせをした。
いろいろ細かなことも慎重に、そして大胆に決めて、昨日の段階で無事に写真部分は印刷所に入った。
これから2度から3度の色校正を重ねていく。これで全体の約70%は完了した感じだと思う。

後は、川原さんと私の文章や基本的な情報などの文字系の編集が、いよいよ佳境になっていくといったところ。
慎重に、そして今度は丁寧に間違いのないように進めていきたい。

そして、ブックカバーが決まった。まだ細かなところは手直しがあるかもしれないが、皆さんにいち早くお見せしたいと思う。
いかかですか・・・? 皆さんにはお馴染みの写真だと思うんだけど、数多く出した候補から、やはりこれが選ばれたし、最後は自分で「やはり、これだっ」と決めた。
大きさはね・・・版型で言うのが良いのかもしれないけれど特殊なサイズで、なかなか正式名称がわからないのよ。
・・・プロなのに情けない。えーと横が約24cmで縦が、約22cmのサイズです。
結構、迫力あるよ・・・そして中写真は、小さなサイズを入れると約130枚。
まだ、慌ただしくて・・・いつも通りにちゃんと数えていない。まぁ、この大らかさということで勘弁してほしい。

これに帯が付いて完成。

川原医師と内藤の共著・・・ともに著作できたことが、なにより嬉しいのだ。
本来は写真集となると僕が中心で良いと思うけれど、しかし撮影から現地での段取りや、すべて川原さん抜きでは考えられない写真集。・・・当たり前のことか? 被写体であるわけだし。
しかし、この「もうひとつのスーダン」が描くことができたのは、やはり川原医師がいて、彼の活動があって、そこにカメラを持った内藤が入り化学反応を起こした結果だと思う。

その化学反応の中身を見てほしいと思う。

・・・ひとまず、今日はご報告まで。