[ 2007年 11月 ]

11月02日 (金)   

昨日は久々にSPITZの連中との撮影。
楽しい嬉しい一日を過ごした。行き帰りの車の中では当然「さざなみCD」をi-podで聞いていた。
なんたることっ!!・・・だけれど大丈夫。この撮影は年末に読者に送るスピッツベルゲン会報の撮影。
楽しみにしておいてください。
いよいよ久しぶりの本ツアーが始まる臨場感高し・・・本当に楽しみ。

そして今月はたくさん発表の予感だけれど・・・まず第1弾。
9月より準備して、スーダンに行って新たな写真も加えたロシナンテスカレンダーが、いよいよまもなく発行します。


皮切りは「ロシナンテス キャンペーン(仮称)」

日 時: 平成19年11月18日(日)11:00〜17:00
場 所: 九州自動車道 広川サービスエリア 上り線
内 容: サービスエリアの歩道部分にテントを張り、
    (1)現地の様子の写真展及び活動紹介
    (2)グッズ販売(Tシャツ、携帯ストラップ、カレンダー)
    (3)パンフレット配布
    (4)カルカデの試飲
    (5)DVDの放映


カレンダーはかなりの力作です。そして各地域の川原先生の講演会でも発売予定。
当然収益金はロシナンテスの活動に役立てられます。

よって僕ももちろんボランティア・・・とほほっ。
しかし僕にはもっと大きな視野と目標があるので大丈夫です。
今はとにかく伝えていくこと、行動することだと思っています。
そのほか当日は、新たにプリントしたできたてホヤホヤの写真も10数点展示します。そしてDVDも僕が創ったもの。
当然・・・僕も川原さんも現地に行きます。そして僕はそのまま浜田省吾福岡公演になだれ込みます。
ぜひ、さわやかな秋のドライブの途中に福岡県広川サービスエリア上り線にお立ち寄りください。

ロシナンテスホームページでも販売予定だそうです・・・まめにチェックしてくださいね。
あと帰国中の川原先生の講演会もチェックしてぜひ参加して話を聞いてみてください・・・そしてお土産にカレンダーを。
ちょっとなんだか商売っぽいけれど・・・すべては現地スーダンでの活動のため川原本人・日本事務局のスタッフも自分のことはさておいて頑張っています。そして今日もスーダン現地ではスーダンスタッフが治療をしています。

「がんばろうっ!!」という気持ちです。

この高速道路の催しは西日本高速が、ロシナンテスの活動をバックアップ支援の一環です。
今後はポスターも創り西日本の高速道路各地で支援を呼びかけていくそうです。もちろん僕も写真で支援していきます。
ポスターの原案もできつつあります・・・今年9月スーダンで撮影したまたまたホヤホヤの美しい少女の目。
これも期待していてください・・・よろしくお願いしますね。

上の写真がロシナンテスカレンダーの表紙・・・デスクトップ型 少し浜田省吾カレンダーに似ています。
すいませんっ・・・仕様をパクってしまいました。各月にもここまで出していいのかって言うくらいふんだんに写真を使用しています。
出し惜しみはしないという感じ・・・しかし充実した9月渡航撮影のおかげで未発表の写真もまだまだたくさんありますので御心配なく。
そして各月には簡単なアラビア語入門講座でごく基本的な言葉も掲載、来年のラマダンも分かるよう工夫してみました。
すいませんっ・・・まだ販売金額は聞いていません。しかしぜひ手にしてほしい一品です。
そして「ルキンフォー」を聞く、そして「砂の祈り」を聞く・・・想いに浸ってほしいのです。それではまた・・・

11月13日 (火)   

なかなか定期的な日記更新とはいかないが日々元気に過ごしていますよ。
今月は仕上げ月間・・・とにかくあらゆる写真をとことん仕上げている。もう何枚プリントしていったのだろうか?

データーの整理から1枚1枚ていねいに複数の写真仕上げのソフトを使って詳細なディティールまで仕上げていく。
プレゼン・色見本用にプリントしていく。

今日は、そんな作業の合間に覗くブログを紹介する。
タイトルは「RO-KOKOROのスーダン生活」・・・看護婦・悦子ちゃんが現地から届けてくれるライブの日記。
悦子看護婦さんとは、僕が9月にスーダン渡航時に偶然にも一緒の飛行機でスーダン入り。
日本での看護婦の職を辞し、予定では約半年間、ロシナンテスの医療活動に従事するためにやってきた。
彼女の勇気と志しには頭が下がる。
現在川原先生は一時帰国中・・日本各地で講演をしている・・・僕も今週末上記の福岡で久々に再会する。
その留守中もハサバラ村で孤軍奮闘活動している・・・その様子を感じてほしい。
ぼくも時々訪れては、一緒に遊んだ子供たちや村の表情を感じ思わず嬉しくなり、いま日本での仕事を頑張ろう!!
と励ましてくれるブログなのである。

たぶん来年の3月までの限定ブログ・・・みなさんスーダンの田舎の村ハサバラへ訪ねて行ってみてください。

「RO-KOKOROのスーダン生活」  http://blog.livedoor.jp/yasuetunz/

11月17日 (土)   

今月の発表・・・第2弾。

浜田省吾と同じ1983年から撮り始めた小山卓治・・・もう25年の歳月が流れようとしているのだが、デビューアルバムから80年代に発表されたアルバム7枚が続々と発表される。
彼の監修のもとリマスタリングされた新しくダイナミックになった音・・・本当に楽しみだ。

しかもジャケット全部(ひまわりを除く)やブックレット全部に僕の当時の写真を使ってくれている・・・これまた嬉しい限りなのである。ぼくの20代の時の情熱・・・2007年にまた陽の目を見るなんて写真家冥利に尽きる。
ぜひ新しくなった音で小山卓治の音楽をあらためて聴いてほしい。
購入は、こちらから・・・http://www.ribb-on.com/takuji/store/disc/digital/index.html
左から小山卓治ファーストアルバム「NG」・・・小山卓治ファンなら誰もが知っている傑作。日本音楽の中でもベストアルバムに入っていい名盤中の名盤。
写真は1983年7月1日 下北沢本多劇場での衝撃的なデビューライブの一コマ。24年前のことだけど、あの夜のライブの衝撃は一生忘れないだろう・・・
曲は「イリュージョン」を演奏している時・・・・・すごくない? 24年前の写真のライブも曲名も憶えてるんだよ・・・凄くないっ!?
次は、残念ながら僕の写真ではない・・・が、オリジナルアルバムのジャケット写真の続きにくる印象の素晴らしい写真だよね。
もちろんブックレットには当時の僕の写真が使用されているので、この傑作もどうぞ手に入れてください。
で、次は1984年発売の「Passing」・・・ジャケット写真は当時のライブツアー「ON THE MOVE」のためのポスター撮影。場所は六本木のスタジオ。
ぼく24歳、小山26歳・・・ほんとうに怖いものなしのスモークガンガン、音もフルボリュームでガンガン鳴らして思いっきり勝手にやってたな。この夏には小山卓治と初の海外ニューヨークにも行った。そして衝撃のブルース・スプリングスティーンのライブを体験することになる。そのことによって僕も小山も、その後の人生がまた変わった。
で、一番右は1985年発売の「THE FOOL」・・・ジャケット写真は当時、小山卓治が気違いのように多くライブをやっていた渋谷LIVE INNというライブハウスでの写真。何度も何度もこのライブハウスでやっていてたぶん最長は4時間を超えるライブをやっていたんじゃないかな?
当然お客さんもいつも一杯で熱気とパワーに溢れていた。酸素不足で何人も倒れていたな。僕も隅々まで知り尽くしていたライブハウス。
天井裏の照明吊るすところからも撮影するんだけど、撮影後2,3日・・・身体中がカユいんだよね。今になって考えると今問題になってるアスベストが使われてたりしてね・・・ということは・・・ガーンっなんだけど、そんなことも関係なく思いっきり撮影してた。
終わった後は必ず朝まで飲んでた・・・元気だったな。
この渋谷LIVE INNでは、その他にもたくさんのアーティストを撮影した。その中でも印象に残るのはBOOWYのデビュー前のライブ。
当時から氷室と布袋の存在感はずば抜けていた・・・その時の楽屋の写真の数々は今となっては貴重なもの。いずれ発表の機会を作って皆さんにもお見せしたいと思う。あとは1984年の浜田省吾横浜スタジアムの公開リハーサルを渋谷LIVE INNで行なったな。
そんな渋谷LIVE INNも無くなって久しいが思い出深い一枚の写真。ぜひ全部ゲットしてね。 ・・・いやいや絶対全部ゲットするべしっ!!
ところで・・・スーダンの写真も続々と仕上げ、ただいま売り込み中。
以前の日記にも綴ってきたように撮影も裸一貫・・・そして売り込みも裸一貫である。
直接尋ね・・・そして見ていただく。その繰り返し。上の20代の時と同じやり方、そしてもっと重厚な情熱。
そして自分で言うのもなんだが、なんだか手応え十分・・・好評であります。素直に嬉しいであります。
まだここでの発表は時間をいただくにしても写真展も進行中・・・大きくやれそうです。
そして紙面掲載・・・写真専門誌に表紙と8Pの特集を組んでもらえそうです。
そして誰もが知るメジャーな紙面にも掲載が決まりそうです。
まだまだ裸一貫・・・失うものは何もないので、とにかく会う、写真を見ていただく、人脈ができていく。
その繰り返しを当分続けます。
そして次なる視点の撮影も計画交渉中・・・年内中には、いろいろまだまだ発表できていくと思うので、まめにチェックしててくださいね。

ところで・・・まったく話は変わるが、14日夜は久々感動した。浦和レッズが始めてのアジアチャンピョンズリーグの勝者に。
これで日本サッカーの歴史が確実に一歩を記した・・・これで晴れて来月のクラブチーム世界一決定戦に胸を張って出場できる。
開催国特典での出場なんて情けないし・・・ほんとっ良かった。

当然ぼくも3位決定戦と決勝のある12/16横浜国際競技場に行く・・・A・C・ミランを見に行く。
そこにレッズもいてくれれば最高の試合になるよな。ほんとうに素晴らしいチーム・・・WE ARE REDS である。
しかし16日・・・オシム監督が倒れた。やっとベースが固まりこれからという時に・・・予感はあったけれど哀しい。
回復を祈るしかない・・・日本サッカーにとって激動の一週間だった。
昨年ワールドカップを見てて日本代表にしらけ、中田の生き方にしらけて日本のサッカーを見ていなかった。海外ばかり見てた。しかし中田はもう過去においといて、新しい日本代表や浦和レッズの日本では信じられないようなクラブチーム作りを見つめていく。
またまた自分の中で盛り上がりを感じてきた
・・・あとはやはり僕の大好きなフランス・ルマンで活躍する松井が日本代表に定着し切れのあるサッカーを見せてほしいと願うばかりの11月中旬。

明日は朝一番の飛行機で福岡入りする・・・タンザニアの空港で別れて以来、久々の川原医師との再会。
そして広川サービスエリアでのロシナンテスキャンペーン。カレンダーも発売開始である。
お近くの方・遠方の方もぜひ・・・九州自動車道上り線広川サービスエリアへいらしてくださいね。そしてもし見かけたら気軽に声をおかけください。いくらでもお話しします。

下の写真は、西日本高速道路(株)が作ってくれるB2大のポスター。今後、来年にかけて西日本の高速道路の各地のSAやPAで貼られ、ロシナンテスの活動を地道に広く普及させていく目的で製作されるもの。こんなことも帰国後、地道にやっていました。

西日本のみなさん・・・ドライブの合間にサービスエリア、パーキングエリアで探してみてください。
いつから掲示されるかは、またこのホームページでお知らせしますね。
このポスターのデザインもロシナンテスカレンダーのデザインも、はたまた今回紹介した小山卓治アルバムのデザインもすべて親友・コヤママサシさんの協力・才能の賜物・・・感謝感謝である。

そして明日から、僕にとって輝き続ける川原医師と、そして浜田省吾。・・・ゴールデンDAYS福岡の始まりである。
超ょー楽しみである。

11月26日 (月)   

今月もドタバタと今日になった。

明日は、いよいよ浜田省吾ツアーファイナル。足掛け3年に及んだツアーが山形県酒田でうち上がる。
先週は福岡にいたわけだけれど、告知だけして結果報告もしてないけれどロシナンテスと浜田省吾福岡ライブ・・・怒濤の3日間を過ごし、帰ってきて週末・連休返上で浜田省吾の写真を仕上げていた。酒田の打ち上げの様子も年内会報に掲載するため綱渡りの納品体制で挑む。僕は山形酒田から直接沖縄へ・・・この春知り合ったヒートウェーブ山口くんのソロライブを撮影するため。
然るに酒田で撮影した写真をどこで仕上げ。そして納品するか・・・まだまだ綱渡り撮影紀行は続く。

と、いうことでBBSでも書き込んでいただいたようにロシナンテスキャンペーンも終わり、思ったよりカレンダーを買っていただくことができたことを報告に、次なる山形・酒田に飛び立ちます。引き続き・・・沖縄へ。

12月の初旬にお会いしましょう。そして次なるスピッツツアー。次から次へと旅はまだまだ続きます。

それでは取り急ぎ・・・こんな感じで失礼します。

BBSで書き込んでいただいた鹿児島の坂元さん・・・ありがとうございました。
写真もたくさん撮ったけれど載せる暇がないので申し訳ない。また今度と・・・といっても流れていく僕は載せないままになるかもしれないけれど、実践であるロシナンテスカレンダー2008をよろしくです。浜田省吾カレンダー2008もよろしくです。

また近日中に新しい発表ができることと思いますので、引き続きあきらめないで、まめにこのサイトをチェックしていてください。

11月29日 (木)   

ドタバタとやってきた山形県酒田市・・・2005年から始まった浜田省吾ライブツアーのファイナル公演。
足掛け3年、109公演・・・すばらしいライブツアーが終わった。
別に自分が仕事で携わっているからではなく、浜田さんのライブステージは1本一本への情熱・細部にわたる丁寧さ、彼の音楽スタイルに対する徹底的な音の追及・・・それにはミュージシャンのみならず全てのスタッフのすばらしい技術と感性が浜田省吾音楽に対してへの深い愛情とリスペクトが注ぎ込まれ、ほんとうに愛に満ちた音楽空間となっている。
ロックの基本・・・ドラムとベースのビート感、そして音の太さ、豊かさ、音の持つ生命感。
ライブ会場で聴いたことのない素晴らしい音に仕上がっている。
総勢50名にもおよぶツアースタッフ・・・音響・照明・舞台・マネージメント・プロデュース。
すべてがほんとうに超一流のスタッフと感じる。手前味噌ではなく本当にそう感じる。充実感が心を満たしてくれる瞬間。

そんな強力なライブツアーの一員であることを誇りに思う。そしてまだまだ努力しなくてはと前を向く。
それは単に浜田省吾の写真を撮影するということにとどまらず、僕のパーソナルな生き方・・・他のアーティストへも、スーダンへも、人間の深い撮影へも、自然への深い撮影へも。
そんな前向きな姿勢にしてくれる浜田省吾の音楽は、何度も言うけどトータル的に素晴らしい。

それはメジャーだからできている、ベテランだからということより・・・もう僕が撮り始めた1983年から出来ているし、その都度その都度の音楽に対しての真摯な姿勢。音楽がエンタティメントである以上の妥協なきステージ作り・音作り。
それは今も24年前も変わっていない。
いま僕が関わろうとしている音楽のひとつでは妥協の産物のようなツアーも行われている。
極端に言えば「歌声だけ提供すればいいのでしょう」・・・舞台セット・照明・音響・バンドの音のすべてが乏しい低予算?
それでも観客は納得をするかもしれないが、一番大切なのは音楽発信側の志の高さ、ただ単にお金ではない心の志し。
まだ若いからではなく、志しを持っているか、持っていないか? その志しをスタッフで共有してひとつの場所へ到達できるか。
ぼくはその音楽も愛しているからこそ反省する。
浜田省吾の充実したステージ、音楽活動・・・それは本人含め浜田省吾音楽を愛するすべての人たちの志しと誇りで、今もキラキラと輝いて続いている。もちろん観客の皆さんの愛情と聴き手としての質の高さも相まってである。

そして12月・・・またまた充実のスピッツ軍団ツアーが始まる。
ここもまた歴史は違うが誇りと愛情と志しを高く持った集まりである。そして彼ら4人の音楽感性がキラキラ輝くのである。