[ 2006年 02月 ]

02月06日 (月)   

1月中旬からの遅いお正月を過ごし・・・
いろいろな事件を見ながら改めて自分の価値観や自分が生きていく上で中心にくるものは?・・・なんてコトを考えながら過ごしていたらあっという間になぜか2月になっていた。

その間にも、あけましておめでとうと浜田省吾とSPITZの撮影もした。
さっき仕上げ作業が終わり、一段落したところでHPの日記にとりかかった。

そして、その間にもまた新しいカメラを買った。
これでデジタルカメラ時代になって、大小入れて6台目のカメラの購入となった。
今回のカメラは、現在発売されているカメラの最高峰の解像力を持つもの・・・当然高価である。

が、しかし・・・このカメラが何年仕事出来るか? である。
日進月歩のデジタルカメラ・・・半年、1年前のものは古くなっていくのである。
早く技術的に落ち着いてもらいたいものである。
アマチュアのレベルでは、パソコンもプリンターもカメラも相当よくなってきている。もう十分の領域まで達している。

が、しかし・・・なにせプロのレベルではまだまだなのである。
仕事に使えるようになってきたのではあるが、あと5年くらいは進歩の日々が続くのであるよ。
・・・つっ、つらい、、、。のであるよ。
アナログのカメラなんて、1950年代のカメラから使用できる。本当に第一線で使用できる完成度に達している。

しかし、デジタルはまだまだ進歩中、しかしデジタルの魅力も利点もあるのは確かである。
だから率先して取り入れているのだが、追いかけっこなのよね。

当然、画質を優先して大伸ばししでも耐えうる写真にしようとすると、それだけデーターの容量も大きくなる。
僕のパソコンには、もうかれこれ1000GBくらいのハードディスクがついている。それでもその容量は日々増えるばかり。
そして、仕事の合間にそのハードディスクを買い足しては、整理している次第である。

今回手に入れたカメラは、一枚の画面サイズがかなり大きく、ということはデーター容量も大きいわけで、おそらく一般のバソコンでは、フリーズくん・・固まってしまうくらい大きいのである。ぼくのパソコンは画像処理がスムーズにできるようにかなり頭のいいパソコンを使用しているのだが、何十枚、何百枚もスムーズに処理していくには、またまた限界が見えてくるわけであるのよ。
新しいカメラを手に入れて、また次の限界が見えてくる。そして今度はまたバソコン買い換えの要求が見えてくる。

こんないたちごっこの日々が当分続きそうで、憂鬱になるのであるのです。
が、しかし・・・常に何をどう捉えていくか?
その心根が一番大切なことであって、その為に最高の技術と機材を手に入れていく。そんな日々が続くのです。

02月12日 (日)   

トリノオリンピックと今年のワールドカップイヤーの試合が始まった。
あまり始まるまで興味がなかったのだけど、始まるとやはりどうしても見てしまうのだ。
そして、時間が日にちがいつなんだか?? わからなくなる泥沼の生活が始まるのである。
日本人の活躍どうのこうのもいいけど、超感動できるシーンがたくさん見たいと思う2月のスポーツ月間だね。

先週は、納品が終わったあと連日のように久しぶりの友人にあった。
昨年はツアーツアーの毎日で、ほとんどそれらに関係する友人にしか会えなかった。
然るに、2年越しの「あけましておめでとう」という感じで、またついつい深酒方向に・・・
おかげで週末は少し内臓くんがお疲れ気味・・・
だけど、またまた来週からも人に会っていくスケジュールが詰まっていて当分はそんな感じの毎日が続きそうである。

「友人と会っていると一年間経てきた自分の立ち位置や心の微妙な変化やら見えてくる。そうやって心に栄養を与えていくのであるのだ」

02月15日 (水)   

あれから、また3日が過ぎた。
トリノオリンピックが始まって、いまのところまだメダルはゼロ。
原田の失格、ハーフパイプの予選落ち、スピードスケート・・・そのどれもが行きついてない。
だけど、しんしんと涙がにじむ瞬間がある。
ひたすらに競技する姿に、これまでの物語に、そして外国の選手の華麗な演技に思わずうなってしまう。
そして、しみじみと感動した心に満たされる。

やはりスポーツは素晴らしい。
決してメダルとかが目的ではなく、その過程が素晴らしい。結果としてメダルが取れていくと盛り上がるけれど・・・。
スポーツをしている美の方が圧倒的に美しい。

サッカー日本代表はアメリカに惜敗ではなく、完敗したけれど・・・ボロボロに負けたよな。
相手どうのこうのより、日本のサッカーが見えてこないバラバラな感じ。
圧倒的に美しくないサッカーだった。
これから本戦に向けての仕上げ作業・・・じっくり2月のあと3戦の戦いを見ていこうと思う。

仕事の方は、昨年のツアー漬けの旅から旅への毎日から、通常の撮影の仕事に落ちつき、人に会ったり、ひたすら新しい次への作業を進行中。
音楽雑誌「スローハンド」に加えて、沖縄ギャラリーのこと・・・海外長期ロケのこと・・・新たなDVD撮影のこと・・・etc
・・・・・だいぶ練れてきたので、あとは壇上にあげていって具体化していくといったところまで来ている。
まぁ、慌てないで、じっくり一つずつを丁寧に向き合っていこうと思っている。
いずれ、また詳細がお知らせできると思うので、その時は全力の応援よろしくです。


それにしてもジャンプの原田にはラージヒル、団体ジャンプに出てほしいな。
そのあおりで、せっかくトリノまで行っていた他の選手が出れなくなって、またいろいろあるだろうけれど・・・
本当に調子が良くて、実力で勝ち取った出場であればやはり出てきてほしいな・・・。

02月28日 (火)   

結果的に、素晴らしい2月のスポーツ観戦月間になったよね。

なんといっても女子フィギアの荒川静香の金メダル。
オリンピック中継の中で初めて女子フィギアを深夜3時からの生放送を見ていた。
フリーに進んだ24人の演技をすべて観た。下位の人たちもやはり素晴らしい。
しかし残り6人の最終組に至っては神業的な奇跡の美しさだったな。

その前の安藤美紀ちゃんの滑りには涙が、やはり滲んできた。
同じ年頃の娘や息子を持つ身として、倒れても倒れても、4回転に失敗したとしても最後まで走り続ける。
演技を続ける姿には、ひたすらな成長の過程を観て、ただただ涙が滲んできた。
村主章枝も、あの表現力とひたすらな情熱が十分伝わってきた。あきらかにアメリカのコーエンより良かったと思ったのだが、それ以上の技術的な採点方法がわからないので、仕方ないよね。
そして荒川静香の柔軟な美しさ・・・女性的な美しさは圧倒的に輝いていた。やはり金メダル・・・納得である。

そして最後のロシア・スルツカヤの演技。
その前までは1位が荒川、2位がコーエン、3位が村主だったのだが・・・思わず個人的に応援してしまった。
彼女のプライベエトでの物語も相まって入れ込んでしまった。彼女も本当に美しかった。
良い演技をすれば村主は確実に4位になってしまうのだが、それでも彼女を心の底から応援した。
そして彼女の演技にもしんしんと涙が・・・
だからスポーツは素晴らしい。スポーツに見入ってしまうとどこの国だろうが素直に感動、応援してしまう。

荒川静香ちゃんの演技が終わった瞬間の笑顔は何事にも変えられない最高に美しい笑顔だったよね。


日曜日のボクシング、亀田3兄弟の次男・亀田大毅の23秒一発KOも見事だったよな。
あの3兄弟のボクシングと生き方は親父も含めて凄いよね。・・・そしておもしろいよね。

その前の日の土曜日には、久々に板さん(板倉雅一)のライブに行った。
湘南の海辺の近くにあるアットホームなライブハウス。町支さんもゲスト出演。
そしてメインは彼の新ユニットである「merge/マージ」。今後どのようにこのユニットが音楽を紡ぎ生み出していくか。
非常に楽しみなのだ・・・ぼくは陰ながらではなく全面的に協力していきたいと思っています。
みなさんもぜひ注目していてください。


そしてサッカー。
レベルとテンションが違うフィンランド戦、インド戦を無難に勝ち、ドイツでの海外組を入れた対ボスニア・ヘルツェゴビナ戦。やはり海外組が入るとグッと層が厚くなる。いろいろなバリエーションが見えてくる。
そのバリエーションで世界の高い壁がどんな風に崩せるか、戦えるか。
ただやはり両サイドの迫力が足らないような気がする。
豪華なMFのメンバー陣・・・中田、中村、小野、小笠原、松井、福西、稲本、遠藤。
この8人の選手たちをどんなバリエーションで使っていくかがゲームの決め手となる。
FW陣はゴールを久しぶりに決めた高原は当確。久保も怪我さえなければ当確。あと大黒に柳沢。
・・・結局この4人だろうな。なんとなくやはり迫力に欠ける感じなんだけど仕方ない。
はげしい大久保に頑張ってもらいたかったが、いまだスペインリーグで結果出せてないんだもんな。
結果的には苦しい2対2の引き分け・・・やはりこの練習試合では、後半の苦しい打破できない時間帯での
松井の個人技とアイデア豊富なプレイを見てみたかったな。「ジーコっ!! 本戦メンバーには絶対に松井を入れろよっ!!」
と強く思ったのでした。ふと攻撃とディフェンスのバランスだけど4バックシステムなのか3バックなのか?
攻撃的なのは4バックなんだろうけれど、攻められた時圧倒的に隙間だらけであっという間に崩れていく姿を見たし、
結局両サイドはディフェンスに追われ、サイド攻撃で加持や三都主があがってくる姿がほとんどなかったものな。
中村、中田が入ってくるだけで、やはり凄くレベルが上がる。あとはチームとして豪快な何かを醸し出さないとね。
やはり松井に期待なのである・・・。

そして、最後に報告が遅くなりましたが、3月5日に音楽雑誌「スローハンド」が発売されます。
お待たせしました。価格は1300円、自由国民社刊。中身は言えませんが、驚くようなCD付きですよ。
ぜひ、みなさんっ!! ご購読のほどをよろしくお願いいたします。
実は私もまだ完成本を見ていません・・・・・。
明日3月1日、完成と創刊を祝って宴が開かれ、完成したばかりの本を酒の肴にしておおいに盛り上がりたいと思っています。

・・・あとやはりジャンプの原田は出て来れなかったな。残念。
しかし、荒川静香の輝いた美しい演技と笑顔を見れて充実の2月スポーツ観戦月間なのでした。


P.S・・・  
   今回のオリンピックは、いままでと比べて自分の感じ方が違ってたな、と思った。
   たぶん選手の年齢層が16歳くらいから20歳代前半が大半を占める感じで親の目とか感覚で応援しているんだよね。
   サッカーの時はないんだけど、オリンピックを見てて初めて味わう感覚だったな。
   自分の娘も20歳を超えて、日々葛藤したりひたすらに努力している姿を知っている。
   失敗もあるだろうし心震える時もあるだろうけど、ひたすらに生きている。
   息子ももうすぐ中3・・・人生の中でも一番多感で吸収力が旺盛なとき、体も変化していく。心と体が毎日のように
   増殖していく時期。

   そんなことと重なって、オリンピック選手が自分の子供のように見えてくる。
   深々と応援し、深々と信じて、深々と涙があふれる。
   ・・・まぁ46歳なのだから仕方ないか。全然自分では日頃意識しないけれど中年の心を持ったということなんだろうか。
   ・・・でも、やはりサッカーでは全然そんな感じはしないんだけどね。