[ 2008年 06月 ]

06月01日 (日) Am07:00サイトアップ

先月5月29日付け日記に引き続き・・・

川原尚行医師東京講演会のお知らせです。

講演会の詳細と申し込みは、こちらから   http://www.rocinantes.org/tokyo0806/index.htm

ぜひ、この機会に川原医師の生の声を聞いてほしいと思います。
彼がスーダンで感じていること、彼の活動が手に取るようにわかるはず。

そして何より彼の人間的な魅力が直接感じ取れると思います。

ぼくも参加します。よろしくっ!!
あっという間に6月に入り、いよいよ追いつめられてきました。
早く写真展のメドをつけなければです・・・もちろん日々、準備はしています。プリントも構成の微調整も文章の方も。
作っては壊し作っては壊しの日々が続きます。

それを早く乗り越えて、カンボジアでの写真を一気に仕上げていく。そしてまたまっさらになって売り込んでいきます。

・・・と、言っておきながら昨日5月31日は、僕にとって新しいアーティスト・夏川りみちゃんの撮影を行なった。
手応え十分・・・ここ何年間か暖めていた想いと沖縄好きがシンクロしていく、まだまだ大きな空間・空気感を求めて撮影を重ねていく。従って今日もそのまま朝まで作業。

で、おとといの30日のラジオ収録・・・ちかれたっ。慣れない場ということもあってちかれたっ。
しかし長崎と埼玉で放送されるみたいなので、放送日の詳細がわかり次第・・・ちとっ恥ずかしいが、このサイトで報告しますね。

ということで、写真展に向かわねばっ!! のあせる気持ちをよそに寄り道しているため、なかなか向かえないのであるが、こうやって30年間乗り越えてきているのだから、どうにかなるさっ・・・と、自分を慰めてみる。
そしてカンボジアも精力的に仕上げていかねばと多重債務ではなくて多重労働の中、意識を集中していくのだっ!!

06月05日 (木) 深夜Am03:00サイトアップ

前の日記は、5月31日に夏川りみちゃんを撮影して、そのまま徹夜して早朝7時にサイトアップした。
そのまま今日まで、来る日も来る日も集中して写真展のための作業をしていた。
丸4日間ほど外界との関係を絶った。電話も出ない。最低限のメールを5通ほど出しただけ。
あとはひたすら作業・・・そして寝る。ご飯を食べる。そして作業。集中集中の毎日。
外のことは、どうでもいい・・・ひたすら作業。大体の構成とプリント作業は終わりかけている。
あとは、仕上げ作業を残すのみ・・・全体の70%が終わったという感じで、ビールを飲みながらホッとしている。
まだプリンターは働いている。しかし、一段落。

明けて今日は、6月20日発売の「デジタルフォト」の表紙と10ページ分の写真と文章の校正に出かける、楽しみだ。

そして写真展の写真を1枚1枚丁寧に仕上げていく。
終わったら、引き続きカンボジア写真の仕上げ。そして夏川りみの写真も確実に進めていく。

長崎の写真展は、たぶん全部で60点から70点・・・まだ正確に枚数を数えていないのだ。
会場一杯に写真を飾ることになると思う。かなりのボリュームでロシナンテス・川原医師の活動の本質がつかめると思う。
仕上げていきながら自分でも何度か感動してしまった・・・期待してください。
出来れば僕が選出した音楽も流したいと思う。会場に音響設備があれば・・・。
東京での写真展は場所柄・・・全部で23点。しかしかなり大きな迫力ある写真も展示する。
東京のモノクローム写真展と長崎でのカラー写真展の対比が、気持ちよく表現されていると思う。
ぜひ両方の写真展を体験してほしいなぁ。

しかし・・・来年にかけてもまだまだ写真展もしていくので気長に付きあってください。
久々の外界との接触 ?・・・まだまだ集中していきます。

06月05日 (木) Pm04:30サイトアップ

今日2回目の日記更新・・・あのまま徹夜したあと、そのまま外回りをいろいろしてきた。
「デジタルフォト」の色校正も確認。ぐっときた・・・スーダン関係のいわゆる新しい仕事では初の表紙、素直に嬉しい。
発売日は6/20だが、まもなく表紙をホームページ上で、ご紹介できると思う。期待しててください。

今月の日記のTOPは、川原医師東京講演会の告知から始まったが、彼は6月7日の講演。
そして6月8日には、偶然にも全く同じ広尾にあるJICA地球ひろばで、今回取材撮影した赤尾和美看護師の講演会がある。
もう少し早く紹介したかったが・・・スーダン写真展仕上げ作業で、思いっきりこもっていたもので遅くなった。
ぜひぜひ、この講演会にも参加してほしい・・・

講演会の詳細と申し込みは、こちらから 
 http://www.fwab.jp   フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPAN

5月のカンボジアでは先に紹介した森本喜久男さんと赤尾和美看護師を撮影取材した。

詳細は追々と紹介していくが、今日は5枚の写真を掲載しておきます。
赤尾和美さんは現在アンコール小児病院で訪問看護師として毎日朝7時から夕方5時まで、現在では約200人にも及ぶ患者さんを訪問し看続けている。単なる病気の治療だけならば病院で診察すれば良いのだが、その後の訪問看護の対象になるのは、
家庭でのフォローアップが必要な患者さんたちである。
家族構成から各生活状況によって在宅の患者さんを丁寧に見守り看続けていかないといけない状況がカンボジアにはある。
飲み水のことなどの衛生状態、規則正しく薬の服用しているか、各家庭の栄養状態。
実にていねいにひとりひとりに対して一軒一軒に対して、多角的な視点から患者さんを看護していく。
何日か訪問看護の現場をご一緒させていただき、彼女の真っすぐな視線・・・そしてやさしい心、ひたむきな看護。
人間は、やはりすばらしいと感じさせていただいた。
日本にも素晴らしい人は沢山いる、しかし異国の状況下で目の当たりにすると、より一層に見えてくるものがある。
先月の日記でも触れたように、彼女が看護する患者さんは極度の栄養失調であったり、母子感染によるHIVの患者さんであったりするので、これからもプライバシーに細心の注意を配慮しながら、皆さんに伝えていきたいと思う。
今日はあいさつ代わりに・・・紹介を兼ねて5枚だけお見せしたいと思う。

あと3日後の講演会だけれど、一人でも多くの方に彼女の話を聞いてもらいたいと思う。ひとつ、よろしくです。
ぼくも土曜日、日曜日と連チャンで参加します。
明日6日もソトデで人に会います・・・長くなりそうです。
思いっきりこもった次は、人に会う連続となりそうです。

では・・また。
写真右に写っている男の子。極度の栄養失調で立つことも歩くことも出来なかった。栄養失調になったのは家庭環境もある、生活環境もある・・・細かな目配りと地道な看護、そして家族と話し合う。
この日は訪問看護した後、一緒に病院に・・・走れるまで成長した彼を見て、赤尾さんは「ほんとうにうれしい、あんな姿が見れるようになるなんて・・・」と顔をほころばせた。
1軒1軒を、ほんとうに丁寧に廻っていく。
右手には、栄養を少しでも摂ってもらおうとお米や野菜などが入った食料を、左手には体重計を・・・かなりの重さになる。

僕は、右の写真が好きだ・・・やさしい心に涙が滲んだ。
劣悪な環境の小屋のような家・・・カンボジアは、これから雨期。ますます衛生状態は悪くなるだろう。
ここはこのような家が密集しているところ・・・すぐ隣は川。
ぬかるんだ狭い路地を赤尾さんは、どんどん入っていく・・・僕もあとを追いかける。
匂いが強烈・・・狭い路地もゴミだらけで生臭い。
思わず逃げ出したくなるが僕は写真を撮りにきた・・・ひたすら赤尾看護士についていく。
彼女はここでも丁寧に身長、体重、体温、脈を計りカルテに記入していく。そして聞き取り調査して現在の生活状況、生活環境を身をもって感じていく。ほんとうに頭がさがる・・・そしてこれがプロの仕事と感じる。
配給された貴重なご飯を握りしめる幼い子ども・・・感じてほしい。
移りゆく 時代の流れ 変わりゆく 人の心 

この地球(ほし)の何処かで また 争いが始まる

鳥のように大空 高く飛んで あなたの元へ
 
伝えたい 大事な奇跡 たとえ小さくても

地球を守る 人を護る 永遠の約束事
愛の力 信じながら
明日を生きてゆく

人は誰も孤独な 愛を独り 胸に抱き 過ぎてゆく 時とともに 愛を忘れ去る

幾千の想いを乗せ 平和の詩 人々の心に

届け 愛のうた・・・


夏川りみ「愛のチカラ」より

06月10日 (火) 

6月20日発売のデジタルフォト7月号 (ソフトバンククリエイティブ)の表紙が出来上がった。
まだ発売までは2週間あるが、今回は編集部のご好意により特別にいち早く載せれることとなった。

ほんとうに嬉しい・・・素直に嬉しい。特集10ページも良い出来です。
一人でも多くの方に見ていただきたいと思う。

僕としては・・・なんとなく感傷に浸っている。
川原医師のことを知ったのは、2005年の秋。その時は浜田省吾4年ぶりのツアーの始まりのアリーナツアーの真っ最中。
そして同時にSPITZもツアーをしていた。当然ほかのアーティストも仕事をしていた。
そんな時、ふとっ川原医師のことを知った。

心の中で何かが動き出し、半年間熟考した。詳しくはその当時の日記やスーダンページを参照してください。

そして、決意して川原医師と接触・・・ここまでの道が続くことになった。

当初はスーダンと聞いても、何処にあるのかさえ知らなかった・・・南米? アフリカ?
ほんとうにいろいろ勉強した・・・心がぶれないように勉強した。
最初に感じたインスピレーション・・・それを大切にしたい。

ぼくは基本的には報道として捉えてないので、紛争とか難民とかが主点ではなく、あくまで人の行いの在り方。
苦難を乗り越えていく現地の人々のエネルギーと先生のエネルギーと心。
そして厳しい現実を、どのように乗り越え生きていくか? 
スーダンでの現状を伝えていくことで、それは日本での厳しい現実に対しての心も表現できるような気がしている。
まだまだ未熟で到達点には達していないけれど、まずはここまできたという感じ。
気持ちがあっても現場スーダンに行かなければ写真屋としては何も表現できないし伝えていけない。
続くカンボジアにも着手した・・・なぜ? スーダンであったりカンボジアなのだろう?とも思う。

まだ確かではなく何となくの感じだけれど、厳しい現状のところには、人間そのものにも活動にも相当なエネルギーが必要だし、人間そのものにもエネルギーがあり捉えやすいということだろう。
そこから見えてくるものの中には、僕たちが生きていく・・・教えられるヒントがあると感じている。
日本のように一見平和な国だと、ダイレクトに見えにくい。相当な医療体制で行なわれているけれど見えにくい。
そして人としてのエネルギーを日頃感じにくい。だから僕はロックアーティストたちの心に傾いていく。

だけれど、ある意味では日本の心や社会は相当危ないところまで来ているとひしひしと感じる。
平和だけれど、昨日は秋葉原で7人の方が亡くなった。何度も触れているけれど年間コンスタントに自殺者が3万人を越えている。ある意味紛争地帯よりも死んでいく人たちが多い。
そして心が、一方でどんどんすさんできていて生きる方向性を見失っている日本人がすごく多いと日常の中で日々感じている。人間としてのエネルギーが小さくなっているとも感じる。

スーダンの人々やカンボジアの人々には、きびしい現実もある。しかし人間が生命感に溢れている。
死が隣りにあるから余計に生命感が際立つのか・・・そして川原医師にも森本喜久男氏にも赤尾看護師にも共通したエネルギーを感じる。それは日本で音楽アーティストたちから感じ続けてきたエネルギーにも似てる。

昨年1月と9月から10月にかけてスーダンに渡航し、今年1月「読売ウィークリー」掲載から始まって今月発売の「デジタルフォト」まで・・・まだまだこれからだけれど、何もないところから始まったことが少しずつ道になってきていることに素直に喜びを感じる。しかし、悩みもそれだけ増えてもいる。
紛争地帯の近くに行けば、必ずその争いには大国の影が付きまとう。ある意味・・・代理戦争というか代理戦場。
弱い立場の国が勝手に利用されているとも感じる。イラクを見ていってもわかる。
スーダンもカンボジアも歴史を見ていって、そして現在を見ていくと巻き込まれた犠牲者の側面もある。

人間のエネルギーが希薄と感じる日本へ・・・まだまだ伝えていきたいし、何より僕が感じたいと思っている。
教えてください・・・スーダンの人々さま、カンボジアの人々さま。という感じ。彼らはたくましい。
そしてやはり活き活きとしている。日本であんな活き活きしている人を感じることは少ない。
だから日本では音楽アーティスト。彼らの人々に伝えているエネルギーや心が、どれだけ日本の人々に勇気や生きる力を与えてきたか・・・僕は30年間日本全国を幾度も幾度も廻りながら感じ続けてきた。
同じようなことを場を変え被写体を変えて、撮影し伝えていくだけ。

明日からカンボジアを仕上げていこうと思っているので、気持ちが思わず深くぐるぐる回っているところに入っていった。
明日も写真を仕上げながら、あらゆる角度から心が迷いながら動きながら確信を感じながら1枚1枚仕上げていく。紡いでいく。

ここのところ・・・いつも書きはじめから違う方向になってしまうけれど、「デジタルフォト」表紙のお伝えしたのと、買ってねっ・・・見てねっという宣伝の日記でした。

僕の被写体で、スーダン・カンボジアの3人に共通していることの大切なポイントは、どんな厳しい状況でも「ひとりひとりの生命を、ていねいに救いあげている」ということ。
そして現地の人と解け合いながら、そして現地の人々を尊敬し尊重しながらの活動であること。そして3人とも共通している目標は、現地の人で活動が運営されるていくことを最終目標としているところ。

そんなまなざしが、僕に希望を与えてくれる。僕に目標を与えてくれる。そして生きる力も与えてもらっている。

06月21日 (土) 

昨日になってしまったが、デジタルフォトが発売された。
スーダン関係の一連の掲載では初の表紙・・・機会を作っていただいた編集部の方に感謝感謝である。
本屋さんで平積みされているところを見て、感無量の達成感でありました。
巻頭特集の10ページの写真もぜひ見ていただきたいと思います。

ほんの一瞬・・・達成感に浸りつつ、まだまだ走り始めたばかりのこの仕事。
新人としてひたむきに頑張ります。

と、いうことで明日からは長崎に入ります。写真展の展示準備のため・・・そして翌23日は取材を受けます。
長崎放送NBCの朝のラジオ番組に生出演(朝9時半頃だそうです)だったり、タウン誌、
新聞社の方に、ひょっとしたらテレビ番組に取材も受けます。

なにせ・・・新人なので何でも受け入れる。目的はひとりでも多くの方に写真を見ていただく。
そしてスーダンを少しでも身近なものに感じていただければと願うばかり。
そして川原医師の活動を知っていただく・・・感じてもらう。

その為には、取材などが苦手な僕も必死に頑張ります。
音楽写真の場合は、ほとんど僕が表に出ることはしません。主は音楽アーティストであるわけで、ひたすら写真のみ。
しかしこの一連の仕事関係では、写真撮影はもちろんのこと発表していく為に、いろいろアプローチしていかなければ成り立たないし伝わっていかない、広がっていかないので・・・ひたすら頑張ります。

24日当日には、一時帰国なさっている川原医師とも合流します。
24日は二人とも会場にいますので、ぜひ足をお運びください。
そして福井からも遥々友人が来てくれます。彼も北陸・信越地区での写真展を開催してくれるということで動いてくれています。
先日には東京地区で頻繁に写真展等を開催していく為に某会社のスタッフの方とも打ち合わせを開始しました。
早ければ秋口あたりからの展開になりそうです。具体的になればまたこの日記で報告していきます。

日々、皆さんに実際に多くの写真を見ていただく為に地道に動いています。

ここ10日間は、写真展の為の最終仕上げ・・引き続きカンボジアで撮影してきた森本喜久男さんと赤尾和美さんの写真を徹底的に仕上げました。売り込みの為の準備は完了した。・・・もちろんたくさんの人とも会った。

あと、すでに川原医師の各地の講演会で使用されているスーダンの写真をスライドショーと音楽で作ったDVDも、新たに2008年バージョンを作りました。
ナガサキピースミュージアムでは、その新DVDも常に流しておきますので、ぜひご覧下さい。

今月7日の川原医師東京講演会の時も、講演の最後にDVDを流していただきました。
ぼくは講演会のなかでDVDを流している場は初めてだったので、恥ずかしいという感じだったのですが10分近くある長いDVDが終わった時、会場の皆さんから自然に拍手が起きました。
結構熱い拍手・・・写真から受け取っていただいた川原医師の活動に対してへの応援の拍手、スーダンのいろいろの風土を見ていただいて親近感が湧いてきている拍手。
ぼくは心の中で、ジーンときました。
そしてすぐ新しい写真を入れて2008年バージョンを作りました。
今講演会で流しているDVDは昨年の5月に作ったものなので、昨年9月のスーダンでの写真も加えてのニューバージョン。
今回の新DVDも、なかなか感動できます。ぜひ見ていただきたいと思います。

引き続き・・・先日収録したラジオの放送時間のお知らせです。
番組名 居酒屋ろっく
長崎シティFM (81.3) 6月26日 20:00〜21:00
埼玉スマイルFM(76.7)6月26日 24:00〜25:00

両方ともコミュニティーFMですが、小さなことからコツコツとです。
「居酒屋ろっく」は、スリルのギターリストGAKUさんがパーソナリティーの番組。そこにゲスト出演しました。
スーダンのこと、写真のこと、音楽のこと様々お話しさせていただきました。スリルと言えばサックス奏者のスマイリーの所属するバンド。スマイリーとは小山卓治のデビュー時の1983年から付き合い。GAKUさんとは初対面でしたがそんなこともあって緊張しながらもリラックスして出演できました。

あと長崎シティFM (81.3)オンエアー分で、大緊張の一人しゃべり番組にも出演したのですが、番組名は「MUSIC COASTER」・・・24日に2回オンエアーされるみたいです。すいませんっ・・・放送時間はわからないのだ。
そして写真展期間中に3度ほど再放送が繰り返されるみたいなので長崎の方は機会があれば聞いてみて下さい。
そのほか長崎シティFM(81.3)では、23日14:30からの番組と18:00からの番組にも出るみたい。
さっき届いた資料には19:00からは生放送出演って書いてある。
まぁ・・・とにかく一杯顔出してきますので、ひとつよろしくです。
24日取材分はもちろん川原医師と二人で取り組んでいきます。
この一連の取材を用意してくれているのも、音楽の古い友人のディレクター。ほんとうに感謝である。

とにかくバタバタの毎日ですが、もうひとつニュース。

九州のテレビディレクターの寺嶋さんという方が製作されたスーダン川原医師のドキュメンタリーが九州各地で放映されます。彼は昨年末からスーダンに渡航し番組を制作されてきました・・・僕が今年カンボジアの森本喜久男さんの撮影計画している時に、なんと彼が2003年に森本喜久男さんの番組を制作されていて、ご本人から当時の番組を送っていただき取材前の貴重な資料となったわけです。今年、彼はスーダンへ・・・ぼくはカンボジアへと不思議に交差している縁を感じています。

放送日時は、もう明日からですがお知らせします。

6月22日(日) 24:50〜 RKB毎日放送
6月23日(月) 25:00〜 南日本放送
6月26日(木) 26:15〜 琉球放送
6月25日(水) 25:55〜 熊本放送
6月23日(月) 24:30〜 長崎放送
6月29日(日) 25:20〜 大分放送
6月26日(木) 10:50〜 宮崎放送

どうぞ・・・こちらもご覧になって下さい。

では、長崎に行ってきます。パソコンは持っていかないので更新は出来ないと思いますが帰ってきてから報告します。

06月26日 (木)

長崎から24日夜遅く帰ってきた・・・チカれたっ。

22日に長崎に入って、会場設営。翌23日は僕にとっては怒濤の取材の嵐・・・取材していくのは慣れているけれど、取材されるのは慣れてないので大変。朝9時半からラジオ生放送出演。午後過ぎから結局8時くらいまで喋りっぱなし。
生放送のラジオに収録4本分、そしてその間にタウン誌の取材・・・俺、なにやってんだろう?と思いつつ全力で取り組んだ。
でも本当に良い出会いがあった・・・そして京都講演会から長崎に駆けつけてくれた川原医師と合流。
ふたりとも相当疲れ果てていたけれど、再会の喜びとお酒の力をかりて二人とも元気になる。
川原医師も東京、名古屋、京都そして長崎・・・超ハードなスケジュールのなか駆けつけてくれた。本当に嬉しい。
お酒を交わしながら何気なく川原医師が「内藤さんに会ってホッとした。元気になれるよ」と言ってくれ、僕も「ほんとうに川原さんと合流してホッとしたよ」と・・・静かな友情と同士の気持ちに包まれた。次のスーダン行きの話しもする。
翌24日は、朝9時半に会場に入った。すでに新聞社の方が待ってらっしゃった。二人を取材していただき慣れない写真を撮られて記者の方は急いで会場を後にされた。その日の読売新聞夕刊の九州版のTOPに掲載された。
続いて長崎のテレビ局の方が2局。ラジオ局、そして新聞社の方。
そしてわざわざ福井から音楽関係で知り合った古い友人も駆けつけてくれた・・・付き合いはたぶん25年くらいになる。
彼は一連の僕の活動に共感してくれて北陸・信越地方で多くの写真展を企画してくれている。その為にわざわざ福井から来てくれた。感激である。涙が出てくるよ。持つべきものは友である。彼は東京の写真展にも駆けつけてくれる。早ければ北陸・信越の写真展も秋口からスタートできそうである。
そんな取材を受けていたら、あっという間に3時過ぎ・・・川原医師は次の場所へ向かった。
彼と固い握手を何度もして8月後半にスーダンでの再会を約束する。
お客さんも次から次へとやってくる・・・嬉しいのは僕のサイトの読者が多かったこと。
日記を読んでくれていて、僕と川原医師が居ることを知り、小雨が降るなかやってきてくれた。
もちろん浜田さんやスピッツを通してのお客さんもたくさん。ほんとうにわざわざ足を運んでくれて感謝感謝。

写真展では写真のほかに写真と音楽を使ったDVDを流しているのだが、たまたまお客さんのひとりが僕がカンボジア取材をしていることもご存知で、スーダンのDVDとカンボジアのDVDを続けて特別に見ていただいた。僕も自分に作っておきながらジーンとくるのだが、お客さんも涙を流してらっしゃる・・・ほんとうにほんとうに嬉しい。伝わっているんだと実感できた。(普段はスーダンの写真展なので、あくまでスーダンのDVDのみ流しています。来場されて流れてなかったら会場の方にリクエストしてくださいね。)
前日の放送局でも、ほかのラジオ収録の間に生放送に飛び入りさせていただいた。そのパーソナリティーの方はなんと2月に発表したAERAを持ってらっしゃって、「その写真に強烈に惹き付けられました・・・ぜひぜひ生放送に飛び入り参加して下さい」と言ってくださり予定10分だったところを約30分に渡り出演し、いろいろお話しさせていただいた。
最後には固い握手をして、今後も一緒にやっていきましょうと言ってくださった。
その方はクラブシーンでDJをしてらして、そこで音楽と同時にスーダンの写真を投射して若者が多く集まるなかで伝えていきましょうという提案をしていただいた。
ぼくも多くの若者に伝えていきたい。今後、彼ともぜひ取り組んでいきたいと思う。

本当に充実の長崎3日間・・・最後は長崎空港で朝取材を受けたテレビを見た。フジテレビ系の6時からの「スーパーニュース」、写真展を本当にていねいに紹介していただいた。感謝感謝である。

鹿児島からも友人の画家の方が設営の応援にきてくれた。これまた感謝、感謝。

そして今回の長崎写真展に関して、これまた音楽関係で古くからの友人が、新聞、ラジオ、テレビと約15本の取材を用意してくれた。彼女も超多忙の日々のなか、ほんとうに全力でお世話をしてくれた・・・本当にありがとう。
彼女とも20年来の友人。皆さん本当にありがとうなのである・・・持つベきものは友。感謝感謝を感じた長崎であった。

なにかアーティストのキャンペーンのような日を過ごしてきたけれど、これまでの音楽フォトグラファーの立場では、前にも書いたけれどメインはあくまでアーティスト・・・ただただ写真を撮影し、僕は表に出ることはほとんどしない。
しかしこの新しい取り組みである仕事は、写真だけではなく文章も言葉も必要・・・どんなことも引き受けるし、お願いをしていく。それは伝えていきたいから・・・一人でも多くの人に広げていきたいと思うからである。
ぼくは、次の東京写真展の準備・・・そしてまた音楽アーテイストの撮影の日々が続いていく。

なので、もう長崎には行けないが、まだまだ11日まで開催していますので、写真展にぜひ足を運んでくださいね。
ここでご注意です・・・ほんと申し訳ないのだが当初会期が13日だったのだが、会場の都合で11日までとなりました。
お間違えないよう会場においで下さいね。

あと早速BBSにも、会場に来てくださった方から書き込み・・・ありがとう。
デジタルフォトも買って下さった方からもBBSに書き込み・・・ありがとう。
デジタルフォトもせっかくなのでと思って長崎の会場に20冊だけ持ち込んだ。嬉しいことに初日でほとんど買ってくださった。残りはあと数冊・・・追加するべきか悩むのである。

よろしくですっ!! 長崎での様子の写真はまとまり次第、ここで掲載していきます。では、また・・・。

06月27日 (金)

引き続き・・・今日は先日設営時に手伝ってくれた友人が写真を送ってくれたので、それを掲載します。
写真左3枚は、会場設営時のもの。たくさんの人に協力していただき60枚を越える写真を展示していった。
例によって僕は口だけ男・・・作業はみんなに。
僕はひたすらイメージとバランスを考える口だけ男。
下の4枚の写真は、24日オープン日。
テレビ・新聞・ラジオ・・・たくさん取材していただいた。お客さんも熱心見ていただいてた。
ラストは川原医師との2ショット。
間抜けなことにというか・・・いつものこととというか? 僕はほとんど日頃は写真を撮らないので、一応チビコンパクトカメラを持参したが、やはり撮らずじまい。取材を受けたり段取り考えてたりで、そこまでたどり着かんかった。
そのかわり設営を手伝ってくれた友人がカメラを持っていたのでお願いして代わりに撮っていただいた。感謝感謝っ。

今は東京写真展の準備と立て続けに入っている本業の音楽写真の仕事で、頭がチリチリ・・・爆発寸前の僕なのだ。

06月29日 (日) Pm11:50 サイトアップ

東京 汐留 共同通信本社 ニュースアート ギャラリーウォーク
  「もうひとつのスーダン 川原尚行医師の挑戦」 モノクローム展示  2008年 7月1日 ー 7月31日
少年の目が、ぐっと・・・きます。

ギャラリーウォークでのモノクローム展示。
A0版の大型プリント 3枚
A2版のプリント 20枚

そしてロシナンテスの活動の説明板A2を4枚展示しています。
長崎から帰ってきて、連日仕事に撮影。その間を縫って写真展の最終準備。
28日は、僕にとって新しいアーティストを撮影した。そして今日29日はギャラリウォークにて展示準備。
汗だくになりながら、展示を終えた。そして今は29日の深夜・・・もうすぐ6月30日。
僕は明日の朝、あと約6時間後に家を出て沖縄に向かう。
沖縄での撮影も、28日に撮影したアーティストとは別だが新しく撮影しているアーティスト。

たぶん帰りは11日・・・たくさんの写真を撮影してくる。

・・・なもので、7月1日開催日からいきなり僕はいないのだが、ぜひギャラリウォークに見てきてほしい。
ゆっくり写真を見て解説を読んでいただいて、ぜひ芳名帳にお名前と住所を記帳してくださいね。

カラー展示の長崎とモノクロ展示の東京・・・狙い通りの対比になった。もっと多くのモノクロ写真を展示したいところだが、まだまだこれからを残して、とりあえずご挨拶という感じ。飾り終わって、なかなか感動したのである。

東京汐留 共同通信本社 ギャラリーウォークホームページ  http://www.shiodomemediatower.jp/

汐留メディアタワーのトップヘージからニュースアートへ・・・そして8番のギャラリーウォークへ
ここの詳細をクリックすれば私の告知ページが表示されます。すこしややこしいのですが見てください。
ここは共同通信社のエントランス部分にあって、日本のニュースの中心基地。
ギャラリウォークは3Fに位置するのだが、1F、2Fもいろいろなニュースの展示があったりカフェやホテルもあるので、いろいろ見て楽しんでいただきたいと思う。

とりいそぎ・・・今日は7月1日から始まる東京写真展のお知らせでした。
もう展示を完了したので、6月30日もご覧頂けますよ。
あと長崎の詳細は、BBSでも書き込みがあったように展示準備を手伝ってくれた友人のブログに詳しく載っています。
http://a-sunday-painter.blog.so-net.ne.jp/

そしてナガサキ・ピースミュージアムのホームページは、http://www.nagasakips.com/old/

ぼくは、これから・・・たぶんほとんど徹夜になると思うけれど沖縄ロケの準備をして出かけます。

では、では・・・沖縄に行ってきまーすっ。
写真展を・・・留守中によろしくお願いします、見守ってやってくださいませ。