[ 2007年 06月 ]

06月16日 (土) 

ルキンフォーなのである。

ノロマなこの俺も少しずつだけれど学んできたよ まだまだ終わらない
 疲れた目 こすった先に探し求めていた灯りを見た
 ルキンフォーどこまでも続くデコボコの道をずっと歩いていこう
 初めてだらけの時から時へとくぐり抜けた心 君につなげたい 届きそうな気がしてる・・・」

今年の4月に発売になったスピッツの久々のシングル「ルキンフォー」なのである。
とにかく「ルキンフォー」なのである。毎日「ルキンフォー」なのである。
ずっと心の中で鳴り続けている「ルキンフォー」なのである。

ぼく・・・この歌、大好きで・・・とにかくピッタリなのである。
そんな繰り返し繰り返し何百回も聴き続けている旅をしていたものだから、とんと日記ご無沙汰である。

6月に入って初めて触れた日記・・・早や半月が過ぎてしまっているではないの?

だけれど「ルキンフォー」なのである。ぼくはこの歌に力をもらって日々生きている。
そして探し続けている、追い求めている・・・君につなげたいである。

ところで昨日は浜田省吾、東京NHKホール・・・このツアー最大収容の3500人を超えるお客さんで満員御礼。
30年分のオーディエンスのしっかりとした目線、愛情に包まれたライブ・・・そしてステージ上はパワフル。
自分でも目を疑いたくなるようなパワフルそして繊細なステージ。熟練のステージだけではない強靭なステージ。
まだまだ終わらないである・・・。
今月の初めも浜田さんで青森から秋田を同行してきた。移動日には東北の本当に美しい新緑の中で撮影もした。
本当に充実した浜田省吾ON THE ROAD2007・・・堂々たる誇りを持った最強のツアーである。

5月下旬からもいろいろなことを感じる日々であった。
大臣の自殺・・・あれでいいのかと思う。大人の責任はあれでいいのかと思う。
プレッシャーの多い偉いお仕事であろう・・・しかし子供たちにあんな大人の姿を見せていいのかと思う。
あまりに動機が個人的すぎる・・・昨年からの少年少女の相次ぐ自殺。そして教師や校長先生の自殺。
昨年の自殺者数も3万人超えたという発表が6月にあった・・・こんな時代だからこそ、どんなに苦しくても大人が自殺してはいけない。
気持ちも十分わかる。自分だって時に倒れそうだよ。だけど、だけどだよ。

それに続く年金問題・・・いろいろある。書き綴ってないから細かなことは忘れた。

途中スーダンのテレビニュースも流れた。「ニュース23」・・・ダルフールからの生中継。
少し現状を知っているものからすれば、よく現地に入れたと思う。ダルフールに・・・今は統制が厳しい場所である。
そして注意深く見ていると比較的ニュートラルな報道だった。
ダルフールには難民が現在200万にも及ぶ・・・正確な数字はわからない。
そしてそこで虐殺が行なわれているらしい・・・その数は20万人とも30万人とも。
そこのゲリラにスーダン政府が陰で力になっているという報道。そしてスーダンには中国が入り込んでいるという報道。
ある意味、西側諸国からの見方・・・そしてアメリカの子分の日本も西側からの見方なのだろうか?

ニュースでも言っていたけれど、問題は複雑でスーダン内の民族対立もあるし、それを西側が利用しているところもある。
反政府ゲリラもいる・・・そこには西側が陰で支援しているかもしれない。
石油利権や西側勢力対イスラム勢力の構図も見えてくる。
単純に日記程度で書き記すことでは書ききれない様相がある。
20年後にはキリスト教信者の人口をイスラム教信者が上回る統計が出ている。
ぼくはイスラムでもキリストでも西側でもアメリカの子分でもない・・・ただの人間だ。
少なくとも僕が行った、触れ合った庶民レベルの人たちはすばらしい人間だった。
イスラム、スーダン人の人たちは実に心豊かに僕たち日本人が置き忘れた素晴らしい伝統に基づく暮らしをしていた。
そんな植民地から独立後のずっと不安定な場所に不安定な暮らしをしている人々がいる。
だから病人が多い、過酷な風土で病気になる・・・そこに裸一貫自分の体ひとつで病人を診察している日本人医師がいる。
ただそこに病人がいるから医者は患者を見続ける・・・それを続けている。
そこの1点・・・ぼくはこの9月、より深く見つめるためにスーダンに再渡航する。

スーダン政府を非人道だと決めつける西側世論に僕は違和感を感じる。ただ一人の人間として・・・。
しかしニュースで報道されることは良いこと・・・ぼくはやはり「もうひとつのスーダン」を君につなげたい。

桑田選手がメジャーのマウンドに上がった・・・本当に嬉しい。これからも密かに応援心をひたすら日本から送りたい。

「ルキンフォー」を聴き続けていく・・・。

       
 ルキンフォーめずらしい生き方でもいいよ 誰にもまねできないような
            燃えカス時代でも まだ燃えそうなこのモロく強い心
               君につなげたい かないそうな気がしてる・・・


ほんとっ・・・いい歌だよな。涙がチョチョぎれるよ。うぅぅぅ・・・。
ぜひぜひまだまだたくさんの人に聴いてもらいたい。ほんとうに素晴らしい楽曲であるよ。

06月22日 (金) 

取り急ぎ書いておくことにする。
先週、浜田省吾東京2daysの後、引き続き大阪へ行った。
「マスターズ甲子園」・・・甲子園の夢をもう一度ということで、オヤジたちが甲子園出場を目指して地区大会を勝ち抜き甲子園の土を踏むという催しである。
浜田省吾の「光と陰の季節」と「I am a Father」がテーマソングで使用されていて、その模様の撮影のためである。

試合が時間制で区切られているため、試合の勝敗がつかない・・・やや勝負の真剣さが欠けているよな。
と思いつつ・・・腹のでた中年が白球を追いかける輝いた目に夢を感じた。
親子のキャッチボールも良かった・・・こうやって夢が受け継がれていくほのぼのとした光景だった。
来年からも父の日にあわせて毎年開催される予定なので、グローブとボールを持って甲子園へぜひ出かけてほしい。

ところでライブとは違い、昼間の撮影だったものだから夕方からよく食べた、よく飲んだ。
串焼きのはしごにイタリアン・・・そして深夜に及ぶバー。おかげで、俺は途中で1時間くらい寝てしまった。
まったく脈絡のないハシゴだけれど、こんなこともたまには楽しい。

ところで、また明日から1週間旅に出る。行く先も目的もいまは内緒。。。相当・・・遠いのであるよ。
いずれ報告できれば、このサイトでお知らせしたいなと思う。期待しないで待ってておくれ。

然るに帰ってきたら月末・・・また今月も日記短しであったがご勘弁を・・・

今日は桑田がイチローと初対戦した。うれしいよね。
ほんとうに野球を愛し楽しみ真剣にメジャーでやっている。桑田のプレイやインタビューのかわいい顔を見ていると嬉しくなるし励まされるよね。もっともっと楽しみが厳しいメジャーの中で、ずっと続くよう祈っている。

06月30日 (土) 

昨日、帰国した。

ほんとうに素晴らしい旅となった。
僕の、僕たちの未来(アシタ)にキラキラと輝く瞬間を味わい・・・感じ
エネルギーが心と身体に蓄積された充実した旅・・・

内容はまだ言えないので詳細も書けないけれど、10年後、20年後のより充実したカタチも見えた。

また新しいテーマと目線を感じた。

僕の中にある数々のストーリーに、新たにまたひとつの大切なストーリーが始まった。

さぁ、今日からまた5月、6月撮り溜めてきた総仕上げの24時間態勢生活で仕上げていく。

ぼくは、もっともっと元気です。

ルキンフォーである。探し続ける・・・求め続ける・・・感じ続ける旅である。